2018年01月()
2017年11月()
2017年10月()
2017年09月()
2017年08月()
2017年07月()
2017年06月()
ドリームクルーのHPをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
営業担当のNです。
このブログでは、各担当が自分の仕事や、プライベートで気になったこと、
興味のある事などを、徒然と書いていければいいなと思っております。
とりあえず、記念すべき第一弾として”介護と人材について”思う事を書いてみます。
※これは、あくまでも筆者個人の意見です。
最近、よく求人に関してのご相談を受けています。介護の人材不足は、今に始まったことでは無いでしょうが、
ここのところその頻度が一段と増したような気がしています。
求人の悩みは、【そもそも人材が集まらない】と【採用した人材が定着しない】の大きく2点。
この2点に悩んでいない事業者は無いのではないかと思うくらい、共通した悩みです。
この2点について、私なりの意見を書いてみようかと思います。
【そもそも人材が集まらない】
たいていの場合、人材が集まらない要因の分析を怠っているケースが多いような気がしています。
恐らく、【介護業界は人材不足だから集まらなくて当然】くらいに考えているのかなと。
でも実際には、長く務めるスタッフだけで、しっかり人材を確保している事業者も少なくありません。
どうしたら、人材が集まるのかを少し考えてみました。
ここで肝心なのは、【どんな人にこの施設で一緒に働いてほしいのか】というビジョンがはっきりしているかどうかです。慢性的に人材不足に悩まされているせいで、【誰でもいい】と投げやりになりつつあるホームや施設も珍しくありませんが、それではいつまでも人材は集まらないと思います。
目的を達成する基本は「その目標をどれだけ明確に描けるか」だと考えております。
そこで、いくら人材不足であっても、キレイゴトに感じたとしても、【どんな人に働いてもらいたいか】を明確にしていきましょう。
そしてその後に、【働いてくれるその人にどんな価値を提供できるのか】を考えましょう。
人材の少ない現在に【やとってやってる】なんて考え方は論外だと思います。
あくまで、雇用者と、労働者は立場は違えど、対等な存在です。
お互いが、お互いにとって価値のある存在である事が、【長く働いてくれる環境】には必要不可欠です。
その上で、今までの求人条件や、掲出している媒体の掲出記事を見直してみると、意外に治すところが
多いのではないでしょうか。
求人の数には限界があり、市況や競合・業界の状況等、外的要因にも左右されますが、まずは、
【諦めない】ことが大事なのではないでしょうか。
【採用した人材が定着しない】
この現象が起こる、最も大きな理由は【理想と現実のミスマッチ】です。
ようは、こんなはずじゃなかったってことだと思います。根本的には、一度始めた仕事を、すぐに辞めたい人などいないはずです。働きたくないなら、働かなければいいのですから。という事は、何らかの「思い違い」が本人と企業側にあることが原因ではあるのです。
確かに、現代の人は我慢弱くなったのかもしれませんが、それを嘆いていても離職率は下がりません。
そこで重要なのは、【入社前に出来るだけ目線を合わせる事】と【最初にした約束は出来るだけ破らない】事かなと思います。
どんな仕事をするのかはもちろん、給与や夜勤などの労働体制、ホームの目標などを共有し、それに理解を頂いた上で、入社を頂く事、
そして、入社した際には、最初の雇用契約時にした約束を出来るだけ破らない事です。
例えば、「うちはシフト制ですから残業は無いんです~」なんていいながら「申し送りは勤務時間に含まれません」なんていわれたら、
「いやいや、残業あるじゃないですか」って誰でもなると思います。そこで、しっかりと職務に係る内容は伝えて、伝えた内容に関しては、
守ることが重要です。仮に、残業などの約束を破る行為を行う場合は、強要せずに、理解をしてもらうことをしないといけないですよね。
こっちが約束を破っているわけですから。
スタッフとの人間関係や、入居者様や利用者様との関係もすべて【理想と現実のミスマッチ】で説明がつきます。
これを無くすのが人材を定着させる第一歩と考えます。
長々と書きましたが、
私個人としては、介護職の方々を本当に尊敬しています。私には、彼ら・彼女たちの様に献身的に身を粉にして誰かの為に尽くすことはできません。
非常に、誇り高く社会的意義のある仕事だと思います。
だからこそ、事業者の側も彼らに出来るだけ気持ちよく、介護職の方々に働いていただく環境を作る為に、努力が必要かなと思います。
いつか自分も介護が必要な状態になったときに、気持ちよく働いてくれる人がいてくれた方がいいですから。