2017年07月31日

【介護】というものに出会って

暑い暑いと言ってばかりのNです。

 

今回は、私がドリームクルーに入って、約3年間携わった【介護】という業界について書いてみようと思います。

もとはといえば、弊社の別の営業が担当していた有料老人ホーム様がきっかけで私は、

介護という業界と出会いました。

私自身、両親の祖父母は早くに亡くなり、介護というものにほとんど触れておらず、

当初は「具合の悪い老人の面倒を見る」程度の認識でした。

なので、お客様に関わる際も【最近、市場規模が大きくなり、需要が見込める業界】として、広告の仕事を取組み始めました。

確かに、介護の業界は他業種からの参入企業も多く、出来上がった業界に比べるとチャンスも多かったです。

しかし、介護という業界に関わるようになって見えてきたのは、”チャンス”よりも”課題”ばかりでした。

人材不足、空き室、たりない設備、介護離職、介護報酬の削減、未成熟な業界ならではの弱い業界団体、不十分な自治体サービス、、

2025年には、この国の人口で最大のボリュームを持つ団塊の世代が後期高齢者(75才以上)となり、

今よりもさらに、高齢者福祉や、介護の需要は増えていきます。

しかし、多くの課題が恐らくは解決せずにその時代に突入することになるでしょう。

そんな、介護の持つ課題に出会えたことが、私がこの会社に入って得た最も大きな財産の様に感じます。

有料老人ホーム様から始まったお取引様は、グループホーム様、サ高住様、福祉用具メーカー様等、

介護を取り巻く様々な企業様へと広がっていきました。

そして、その企業様皆様が、介護というものに大きな課題意識と、解決への熱意をお持ちでした。

昨今、”やる気”の無い若者が増えたなんて言われている現代で、この業界の人は全員が”やる気”の持ち主でした。

その中で、仕事をしてこれたことは、私にとって宝物以外の何物でもありません。

 

思わず、目をそらしたくなる量の課題がある、この業界で働く人々は、まぶしいほどに高い志をお持ちでした。

 

そんな、皆様に感化され私も未熟ながら勉強し、一部の雑誌などで偉そうにも記事を寄稿させて頂いたりしました。

今では、こうれいふくし課という、ニュースサイトを運営するに至っております。

※まだまだの未発達のサイトですが、少しでも皆様に介護の今を伝えられるように努力しています。

 

また、別の担当は実際に高齢者や障がい者を現場から支援するために、訪問看護ステーションを設立し、開業に向けて

準備を重ねています。

 

私は、介護というものを通じて、沢山の方にお会いしてきました。老人ホームにご入居されているご本人、ホームで働くスタッフ様、本部での管理業務を行う担当者様。。。それに大学の教授や老人会の会長等、普通の仕事ではまずお会いすることのない方々まで。

介護とは不思議なものです。課題が多ければ多い程、それに対して熱意をもって取り組む人がいる。

今、社会では、介護職は給料の安いブラックな仕事として認識されていますが、それは大きな間違いです。

介護職は、本来、心根の優しい、人と競争が苦手で引っ込み思案な人でも熱意をもって大活躍できる、

セーフティネットの様な仕事なのです。確かに、給与は銀行マンや商社マンに比べると安いかもしれない。

でも、熱意の量なら負けてないと思っています。

 

そんな、熱量の中で過ごせた3年間はとても貴重な時間でした。

ドリームクルーは、これからも介護という業界と様々な形でかかわり、課題に対して、

挑戦を続けて参ります。

 

結局何が言いたいのかまとまりませんでしたが、

つまるところ、出会った方には感謝しかないという事です。

そのきっかけになった”介護”というものは、今後も私と切っても切れない関係になりそうです。

それでは。