厚労省、介護福祉士の見込み受験認める 16年度から
介護福祉士国家試験のハードルが下がる
厚生労働省は3日、介護福祉士国家試験の受験資格としている「実務経験3年以上」について、2016年度の試験からは、受験年度末までに要件を満たす「見込み受験」を認める考えを明らかにした。従来の運用では、1月下旬の国家試験日の前日までに「3年以上」であることを要件としていた。その制度の中では、約4年の実務を経て受ける人もいた。さらに、16年度の国家試験からは、受験要件に「450時間の実務研修を修了していること」が加わる。受験を望む人には従来よりもハードルが高くなることから、負担の緩和を求める声も上がっていた。これを緩めることで受験機会を増やす狙いのようだ。