親にやさしい家電選びを考える 第一回
~その家電は本当に使いやすいものですか?~
私たちの生活に欠かせない存在の家電製品。しかし、最新の家電は機能が進化し、予約設定など、ちょっと複雑な操作を必要とするものも少なくありません。まさに、便利な機能が、複雑な機能となり、「使いにくい」「面倒くさい」となってしまうことも多々ありますよね。
2011年に編集部で行った「お使いの家電品に関するアンケート」では、親世代が高齢になればなるほど、家電品を購入する際に「親子で買いに行く」と回答する人が増えています。親が80代以上だと、7割が該当します。つまり、70歳を過ぎた頃から、家電品の買い替えについて「子どもに相談する」傾向が強くなるのです。言われてみれば、「なるほどね」と思うのですが、親世代の使う家電品の選択権を子世代がもつことを考えれば、「ご本人にとって、より良い品、ほんとうに使いやすい品とは何か」を知っておくことは重要です。先日もオヤノコト読者から「母親が使う冷蔵庫の買い替えに付き合い、最新型の比較的高価なモデルを買おうとしたら、『高い所や、奥には手が届かないので・・・』と別の製品を選択され、ハッとした」というコメントをいただきました。そこで、このコーナーでは、親に勧めたい最新家電について、ご一緒に考えていきます。
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