看護小規模多機能サービスが退院の受け皿
通い・訪問・泊まりを包括的に提供している介護保健サービスの「看護小規模多機能型居宅介護事業所」は平成27年の基準改正により登録定員の上限は25人から29人に増員された。医療依存度の高い高齢者の在宅継続につながるサービスとして期待されている。今回発表された厚生労働省の調査によると、平成27年時点で約半数の事業所が定員を29人に増やしていた。また利用開始前の居場所が「病院・診療所」の利用者が28.0%で、これは、平成26年度調査の結果(21.1%)より高かった。まだ事業所数は少ないが、在宅限界を引き上げるサービスとして利用が広がりはじめている。
第10回社会保障審議会介護給付費分科会: http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000116465.html